Prologue


1970年、大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博 EXPO'70)は、開催費は当時にして 約1兆円、参加国77カ国、入場者数は
延べ6420万人を数える世紀の祭典でありました。 この万国博覧会を印象づけたのは、約330万平方メートル(甲子園球場83個分)
という広大な敷地に、その奇抜な外観で見る者を圧倒する絢爛たるパビリオンの数々であり、それは人々が夢見た未来都市そのもの
でした。 華燭を競うかの如くパビリオンが林立したこの博覧会は、デザイン建築の一大カーニバルであったと思います。



このコーナーは、EXPO'70を色鮮やかに演出したパビリオンを、コンピュータグラフィックス(CG)で再現します。 その斬新なデザイン、
先進的な建築造形美の再発見を通して、当時の人々の独創性と、その発想を生んだ未来を夢見る心を探究していきます。